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    踏み壊すときの無心が人の怖さに思える

---おゆき

   
地中から出る
力強く大地の冠を抱き

---倫己

       
        肌が荒れるほどの乾燥
その水分がにくい

---和子

  感触もまた季節感だと知る初冬の朝

---葵

     

 

「霜柱」

 

    霜柱を見たことがないという我が子に、愕然とした。

---深森

   
ざりざりと
音が冷たい
冬の朝

:::::::::::::::::::::::::---月花

      カシャリと、潰れる。

---椿

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    シャリシャリ――其れは霜柱と子供の協奏曲

---直

   
         
        雪よりも身近に、
  冬の訪れを教えてくれる音。

---流杜

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